「MLBでもエースになれる」 米敏腕記者も太鼓判、佐々木朗希の底知れぬ才能

佐々木朗希は侍ジャパン初選出も「最もワクワクさせる日本投手の1人」

「ササキは将来的にメジャーリーグすごくいい投手になり、メジャーリーグでもエースになれる可能性はあると私は信じています。メジャーリーグでササキがプレーするためには、契約上の関係で少しだけ時間がかかりますよね。だからメジャーリーグに来る頃までには、エースになる力を身に着けていると思います」

 佐々木朗は大船渡高まで地元の岩手で過ごした。米メディアの間でもよく比較されるのが同郷のエンゼルス・大谷翔平投手だ。大谷は今季28試合登板、15勝9敗、防御率2.33。メジャー5年目で初の規定投球回に到達し、リーグ3位の219奪三振をマーク。リーグMVPだけでなく、サイ・ヤング賞の候補にも挙がる活躍を見せた。モロシ記者は、その姿と佐々木の未来を重ね合わせる。

「ササキはオオタニのような投手になる可能性を秘めています。ササキは素晴らしい才能を持っていますし、いつの日かオオタニやダルビッシュのようになれるかもしれません。フォークボールがベリーグッドですよね。ササキは最もワクワクさせてくれる日本投手の1人だと思っています」

 21歳の佐々木朗にとってはプロ入り後初の国際舞台だ。「ササキをWBCで見られれば、ものすごくうれしいですね。日本代表の素晴らしいスター選手になるでしょう」とモロシ記者。海の向こうから目を光らせていくつもりだ。

○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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