ロッテ、中村奨吾と田村龍弘の残留発表 FA宣言せず…吉井新監督「ものすごく嬉しい」

ロッテ・中村奨吾、吉井理人新監督、田村龍弘(左から)【写真:荒川祐史】
ロッテ・中村奨吾、吉井理人新監督、田村龍弘(左から)【写真:荒川祐史】

FA宣言せず…中村奨吾「このチームで優勝をしたいという想いが強い」

 ロッテは4日、中村奨吾内野手と田村龍弘捕手がFA宣言をせずにチームに残留をすることになったと発表した。2選手の決定を受け、吉井理人新監督は球団を通じて「ものすごく嬉しいです。2人とも頼りにしています」とのコメントを発表した。

 中村奨は昨季まで4年連続で全試合出場を果たし、レギュラーとしてチームを牽引。今季は138試合に出場し、打率.257、12本塁打、68打点をマークした。2018年には全試合出場を果たした田村は、昨季は70試合出場にとどまり、今季もわずか2試合出場だった。

 吉井監督は「年齢的にもまだまだパフォーマンスが上がる時期。より高いところを目指して一緒にやっていけたらと思っています。共に頑張りましょう」との思いも。新指揮官にとっては、心強い残留となった。

 2選手のコメントは以下の通り。

○中村奨吾
「FAを行使せずに残留をすることを決めました。松本球団本部長の熱い想いを聞かせていただき、残る決意が固まりました。マリーンズに縁があって入団させていただき今年で8シーズンが終わりました。まだ優勝できていないので、このチームで優勝をしたいという想いが強いですし、今はその想いがより強くなりました。吉井監督にも残留をする旨をお伝えした時、『ヨッシャー、頼むぞ!』と凄く喜んでいただき、嬉しかったです。チームの勝利に貢献できるよう頑張ります」

○田村龍弘
「マリーンズ残留を決めました。ここまで10年もお世話になっている球団ですし、吉井監督に球場でお会いした時に『田村の権利だから田村が決めればいい。ただ、ワシとしては残って欲しいなあ』と言っていただいたこと、チームメート、特に投手陣に残って欲しいと言われたことが素直に一番嬉しく残留することを決めました。個人的には今年一年、成績を残せなかったのは事実。皆様の期待に応えられませんでした。来年、しっかりと期待に応えて、田村はまだいけるという姿を見せたいです。また、今年は悔しい一年となりファームでの生活が長い中で、今年まで2軍監督を務められた鳥越さんに『初心に戻って頑張ろう』と、いつも声をかけていただいていました。今年一年、ファームで過ごしてきた悔しさを来年にすべてぶつけて結果を求められながらチームの核となれるように頑張ります」

(Full-Count編集部)

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