調整難しいWBCシーズン 主軸2人は数字落とし、14勝→3勝に終わった右腕も…

投手ではロッテ石川が14勝→3勝、巨人・菅野は17勝で沢村賞に

 投手でも、ロッテ・石川歩投手は前年まで新人から3年連続2桁勝利をマークしていたが、2017年は3勝11敗、防御率5.09と低迷した。怪我のため辞退した日本ハム・大谷翔平投手の代わりに招集されたソフトバンク・武田翔太投手も右肩痛で、2016年の14勝から6勝に減った。中日・岡田俊哉投手も血行障害に悩まされ、わずか9試合の登板に終わった。

 過密日程をものともせず、成績を残した選手も多い。巨人・菅野智之投手は17勝5敗、防御率1.59、171奪三振、6完投。初の沢村賞を受賞した。ソフトバンク・千賀滉大投手は最高勝率、楽天・則本昂大投手は222奪三振で4年連続タイトル獲得。楽天・松井裕樹投手もタイトルこそなかったが、52登板3勝3敗33セーブ5ホールド、防御率1.20と圧倒した。

 野手でも西武・秋山翔吾外野手は首位打者と最多安打に輝いた。広島・田中広輔内野手も最高出塁率と盗塁王のタイトルを獲得するなど、2年連続リーグ優勝に貢献した。

 今季もエンゼルス・大谷翔平投手が出場に前向きな姿勢を見せたり、楽天・田中将大投手も出場希望を表明したりしている。MLBでもエンゼルスのマイク・トラウト外野手やフィリーズのブライス・ハーパー外野手ら大物も続々参戦も表明。大きな盛り上がりが期待される一方、出場選手はコンディション調整が極めて重要になってきそうだ。

(Full-Count編集部)

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