村上は日本の4番で「問題ない」、適時打の佐藤輝に不安… 豪州戦で見えた収穫と課題

3戦連発となる2ランを放った侍ジャパン・村上宗隆【写真:荒川祐史】
3戦連発となる2ランを放った侍ジャパン・村上宗隆【写真:荒川祐史】

ヤクルトの村上は強化試合で3戦4発と大爆発「現状は全く問題ない」

 野球日本代表「侍ジャパン」は9日、札幌ドームで豪州代表と強化試合を行い、8-1で快勝した。4番を務めるヤクルトの村上宗隆内野手が3戦連発となる豪快な一発を放つなど、12安打8得点と打線が爆発。オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「現状では日本の4番は村上で問題ない」と、3冠王の打撃を絶賛した。

 村上のバットが止まらない。1点リードの5回2死一塁、右腕グロゴスキのチェンジアップを捉えると、打球は大きな放物線を描き右翼スタンドに着弾。5日の日本ハム戦、6日の巨人戦に続く3試合連続本塁打で、4番の貫録を見せつけた。

 僅差の展開から4番の一振りでムードを変えた豪快弾に新井氏は「日本シリーズの後半は苦しんだが、現状は全く問題ない。甘く入った半速球を打ち損じすることなく完璧に捉えた。相手のレベルは少し落ち、村上としては当然の結果となった」と、指摘した。

 豪州は、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では1次ラウンドで対戦する相手。今回の強化試合はフルメンバーではなかったが、脅威を与えたのは間違いない。

広角な打撃をみせるDeNA・牧「メジャー組が入っても心強い打者になる」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY