村上は日本の4番で「問題ない」、適時打の佐藤輝に不安… 豪州戦で見えた収穫と課題

2回、村上に続いて右翼への安打を放った牧秀悟【写真:荒川祐史】
2回、村上に続いて右翼への安打を放った牧秀悟【写真:荒川祐史】

広角な打撃をみせるDeNA・牧「メジャー組が入っても心強い打者になる」

 村上はここまでの強化試合で3戦計11打数5安打の打率.455、4本塁打6打点と無双状態。本戦ではエンゼルス・大谷、カブス・鈴木といったメジャー組やソフトバンク・柳田、オリックス・吉田正らの招集も予想されるが「軸となるのは村上。日本の4番として考えて問題ない」と新井氏は語る。

 一方で問題になってくるのは村上を打つ前後の打者だ。大谷、鈴木らが大本命になるが「今回のメンバーにも期待できる打者はいます」と指摘する。この日、「5番・二塁」で出場したDeNA・牧だ。2回の第1打席では右前打、6回の第4打席は相手の好守に阻まれたが右翼へライナーで打ち返す広角な打撃を見せた。

 ここまでの3試合でも一発を放つなど、右へ左へと変幻自在の打撃をみせるハマの主砲を「チーム打撃もできるし、走者がいる場面でも仕事をこなす。メジャー組が入っても心強い打者になると思います」と、キーマンになる可能性を口にした。

 気になったのは阪神の佐藤輝。6回に右中間へタイムリー二塁打を放ったが、他の打席では速球にタイミング負けをし、バットコントロールの粗さが目立った。「高めに浮いたチェンジアップを捉えた打撃は見事だったが、本大会では150キロ後半に鋭い変化球が当たり前になる。力のあるボールにどう対処できるか、そこが不安材料」と、改善しなければならない部分を挙げた。

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