栗山ジャパンが初陣から4連勝 佐々木朗希が4回無失点デビュー…WBCへ視界良好

侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

初めて4番に座った近藤が“村上バット”で4回に適時二塁打

 野球日本代表「侍ジャパン」は10日、札幌ドームで豪州代表と強化試合を行い、9-0で完勝した。このシリーズ3戦4発と当たっていた村上宗隆内野手(ヤクルト)は出場しなかったが、先発した佐々木朗希投手(ロッテ)が4回無失点の好投。5投手による完封リレーで、栗山英樹監督は対外試合4連勝を飾った。

  侍ジャパンは2回2死満塁、1番・塩見泰隆外野手の2点中前打で先制。3回にも1点を追加し、4回2死三塁では、村上に代わって初の4番に座った近藤健介外野手(日本ハム)が村上のバットを借りて左翼線に適時二塁打を放った。6回、7回にもそれぞれ1点を追加。9回にも周東佑京内野手(ソフトバンク)の適時打などで3点を奪い、11安打9得点と圧倒した。

 投げては、佐々木朗が札幌ドーム初登板で4回無失点。毎回走者を出しながらも要所を締め、4安打無失点2奪三振と試合を作った。5回からは高橋奎二投手(ヤクルト)が2回を1安打無失点、4奪三振の好投。伊藤大海投手(日本ハム)、湯浅京己投手(阪神)、大勢投手(巨人)とつないだ。

 5日の日本ハム戦、6日の巨人戦(ともに東京ドーム)、前日9日の豪州戦(札幌ドーム)に続いて、強化試合4連勝。来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での3大会ぶり世界一に向け、栗山ジャパンが好スタートを切った。

(Full-Count編集部)

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