吉田正尚がヤンキースに“合致する”理由 オリックス同僚も太鼓判「この上なく本物」

オリックス・吉田正尚【写真:町田利衣】
オリックス・吉田正尚【写真:町田利衣】

ヤンキースのキャッシュマンGMは「彼のことは認識している」と発言した

 今オフ、ポスティング制度を利用してのメジャー移籍を希望しているオリックスの吉田正尚外野手。10日(日本時間11日)までネバダ州ラスベガスで行われていたGM会議では、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが「彼のことは認識している」と発言したとされる。地元メディア「ニューヨーク・ポスト」は、同球団が吉田正を求める理由を解説している。

 同紙の敏腕記者として知られるジョン・ヘイマン氏は「ヤンキースは、外野手のマサタカ・ヨシダに興味を示している」と伝えた。プロ入りからの7年間で通算打率.327、出塁率.421、長打率.539と日本では群を抜いた成績。「ヤンキースの求めている、コンタクト能力のある左打者にヨシダは合致している」と指摘している。

 キャッシュマンGMは「彼のことは認識している」との発言に留めたとされるが、ヤンキースがこのオフに最優先としているのは、今季ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ外野手との再契約だ。その上で、記事では「残留したとしても、左打者の外野手をもう1人探している」と、ジャッジの去就に関わらず興味を示しているとしている。

 さらにオリックスで今季、同僚としてプレーしたジョー・マッカーシー外野手のコメントも紹介。「彼はこの上なく、本物だ。5か月間もスランプがなかった。野手の間に打つことができるし、常に角度のある強烈な打球を打つことができる」と、メジャーでの活躍に太鼓判を押している。

 ヤンキースの来季の外野は現状、今季途中にカージナルスからトレードで獲得したベイダーに、今季は故障で欠場が目立ったヒックス、新人ながらその穴を埋めたカブレラという布陣だ。ここにジャッジが加わったとしても、2009年以来の世界一を目指す上で、まだまだ心許ない状況だ。吉田正の獲得に向けて、本格的に参戦してくるのか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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