14人が戦力外や退団…大改造中の日本ハムはまだ補強する? 残る支配下枠は

加藤豪将の入団会見に出席した日本ハム・新庄剛志監督【写真:小林靖】
加藤豪将の入団会見に出席した日本ハム・新庄剛志監督【写真:小林靖】

閉幕時には支配下69選手、そこから14人が戦力外や退団の激変

 今季は9年ぶりの最下位に終わったものの、オフの話題を独占しているのが新庄剛志監督率いる日本ハムだ。今季閉幕時には69人いた支配下選手から14選手が戦力外通告を受けたり、トレードなどで退団するという激動の秋となった。出入りが多いことで気になるのが、支配下選手の枠だ。あといくつ残っているかで、今後の補強の可能性も変わってくる。

 日本ハムは今季、支配下66選手でキャンプインした。巨人から12球団合同トライアウトを受けて移籍した古川侑利投手が3月に支配下入りし、昨オフ育成選手となっていた田中瑛斗投手が7月に支配下に。さらにコナー・メネズ投手を獲得し、枠は69人まで埋まった。

 そこから今オフは、柿木蓮投手、上野響平内野手ら6選手が戦力外通告を受けた。7選手が所属した外国人選手では、メジャー通算56本塁打の実績で期待されたレナート・ヌニエス内野手と4年間プレーした王柏融外野手の退団が発表されている。金子千尋投手は現役続行を目指し退団、人気者の杉谷拳士内野手は引退を選んだ。

 さらに、トレードでの動きも活発だ。2019年には132試合に出場し11本塁打している渡邉諒内野手、昨季107試合に出場した高濱祐仁内野手を阪神に放出し、江越大賀外野手と齋藤友貴哉投手を獲得した。その後も1年半在籍した佐藤龍世内野手を西武に戻し、代わって山田遥楓内野手を獲得。さらに石川亮捕手をオリックスへ出して左腕の齋藤綱記投手を獲得した。

 ドラフトでは1位で矢澤宏太投手(日体大)、3位で加藤豪将内野手(メッツ傘下3A)ら即戦力候補を含めた6選手を獲得。差し引きすると、現在支配下枠は65人まで固まっている。

 来季契約の可否がまだ発表されていないジョン・ガント投手、FA宣言した近藤健介外野手の動向でさらに変動は見込まれるが、オフの間にさらに補強する可能性は高そうだ。

(Full-Count編集部)

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