村上宗隆、日本人最多56号も「少し後悔」 50号直後に「自分にもっと期待していれば」
50号直後にペースダウン「違う目標を立てていたらまた結果も違った」
ヤクルトの村上宗隆内野手が14日、都内の日本記者クラブで会見した。今季日本人シーズン最多となる56本塁打を放ったことに対し、まさかの“後悔”も。「自分の中で後悔しているのは、50号を打った時に、王さんに並ぶくらい5本ぐらい打てればいいやと目標を立ててしまった」と振り返った。
村上は9月2日の中日戦(神宮)で大台の50号に到達。王貞治の持つ日本人最多まで残り5本に迫り、残り試合数を考えても余裕で超えると思われていた。しかし、9月13日に55号を放ってから思わぬ足踏み。結果的にシーズン最終戦で記録更新とはなったが「自分にもっと期待して60号だったり61本だったり違う目標を立てていたらまた結果も違ったのかな。そこが少し後悔ですね」と語った。
来季の目標と問われると「まだ数字としてははっきりと言えない。来年はリーグ3連覇と日本一を取り返しにいきたいなと思います」とキッパリ。2年連続の3冠王など新たな記録への意欲に対しては「現実的な数字は全て狙いたい。もちろん可能性はあるので、狙える数字は狙っていきたいなと思います」と見据えた。
村上はプロ5年目の今季、141試合出場で打率.318、134打点をマークした。NPBでの3冠王は2004年松中信彦(当時ダイエー)以来18年ぶり8人目の快挙。令和では初めてで、チームのリーグ2連覇に大きく貢献した。
(Full-Count編集部)