新人王“イチロー愛弟子”ロドリゲスとは? 師匠から認められた「継続力」

マリナーズのフリオ・ロドリゲス(左)とイチロー氏【写真:Getty Images】
マリナーズのフリオ・ロドリゲス(左)とイチロー氏【写真:Getty Images】

1位票29票を集め、マリナーズからは5人目の新人王に輝いた

 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する2022年シーズンの最優秀新人(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)が14日(日本時間15日)に発表され、ア・リーグはマリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手が選ばれた。ロドリゲスは“イチローの愛弟子”として知られるが、2人の関係とはどのようなものなのだろうか。

 2019年のスプリングトレーニングから始まった関係。初のメジャーキャンプとなった2020年にはキャッチボール相手となった。現在も積極的に教えを請い「イチローは僕の憧れの存在。でも友達と呼べる存在でもある」と心酔している。

 マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏にとっても、ロドリゲスは“特別な存在”だ。今年8月に行われた球団殿堂入り記者会見。21歳について「162試合を戦うために、毎日同じことを続けられる能力を持っている選手はごくごくわずかしかいないというのが、僕の経験からの1つの結論。フリオはそれを既に持っているし、おそらくこの後も続けるだろうと想像させますね」と話した。

 イチロー氏も日々の準備を大切にすることで有名。そんなレジェンドが「人に対して過剰に期待するとかしないようにしてきたんですけど、フリオに関してはそれをできる選手だと思うので、やはりまたそれを見たい、どこまでいくのかを見てみたいので、僕ができることを全部やりたいという気持ちですね」と大きな期待を寄せる存在だった。

 4月の始球式の際には、イチロー氏の直々の誘いで捕手役を務めた。超一流を吸収し続けた有望株が、マリナーズからは1984年アルビン・デービス、2000年佐々木主浩、2001年イチロー、2020年カイル・ルイス以来、5人目となる新人王の快挙を成し遂げた。

(Full-Count編集部)

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