巨人・長野久義が復帰会見「やる気に満ち溢れています」 原監督も宮崎から急遽登場

入団会見に登場した巨人・原辰徳監督(左)と長野久義【写真:荒川祐史】
入団会見に登場した巨人・原辰徳監督(左)と長野久義【写真:荒川祐史】

広島から無償トレード、巨人の右打ち外野手の補強ポイントと合致

 広島から巨人に無償トレードで加入することが決まった長野久義外野手が15日、都内のホテルで“復帰”会見を行った。背番号は入団1年目の2010年から9年間付けていた「7」に決定。原辰徳監督が秋季キャンプ中の宮崎県から駆け付け同席した会見で、長野は「やる気に満ち溢れています。一生懸命頑張ります」と思いを口にした。

 長野は2019年1月に丸佳浩外野手のFA加入に伴う、人的補償で広島へ移籍。原監督は「秋に入ろうかというときにカープから話がきた。我々も考え、結果、ぜひ、ジャイアンツに戻ってきてジャイアンツの一員として戦ってもらおうと決意し、今日が誕生した。元々NPBのルールの中でFA制度、28人プロテクトという中で、彼が当時、29番目であった。広島球団がプロテクトの中から、カープ長野が誕生した。誕生したときは、まさかという気持ちがあった。しかし、長野という選手はそういう選手、求められる選手」と説明した。

 2019年から今年まで「7」は空き番号になっていたため、ファンにとっても嬉しい番号での復帰となった。指揮官は「年月が経ちましたが(ジャイアンツとファンが)非常に待ちに待った背番号7があった。偶然ではなく必然だった。監督として強い戦力が来たのは喜んでいる」と歓迎した。

 12月で38歳になる長野は、右打ちの外野手。チームの補強ポイントとも合致し、慣れ親しんだチームメートも多いとあり、技術と心でチームを日本一へと牽引していく。「2012年のリーグ優勝、日本一が残っている。銀座のパレードを若い人に経験してほしい、必ずみんなで力合わせて日本一になりたい」と意気込みを語った。

○長野久義(ちょうの・ひさよし) 1984年12月6日、佐賀県出身。筑陽学園から日大、ホンダを経て2010年巨人に入団。2011年に首位打者。2012年に坂本勇人とともに最多安打のタイトルを獲得し、日本一に大きく貢献。11~13年はゴールデングラブ賞とベストナインを獲得。13年間の通算成績は1505試合に出場し、1445安打。打率は.281、157本塁打、590打点、97盗塁。

【実際の様子】5年ぶりに復活した背番号「7」…巨人のユニホームを身にまとった長野久義

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY