松田宣浩が入団会見「小さい頃から巨人ファン」 原監督期待「レギュラーを狙って」

入団会見に臨んだ巨人・松田宣浩【写真:荒川祐史】
入団会見に臨んだ巨人・松田宣浩【写真:荒川祐史】

背番号「23」で再出発、足してソフトバンク時代の「5」

 今季限りでソフトバンクを退団し、巨人に入団することが決まった松田宣浩内野手が15日、都内のホテルで入団会見を行った。この日は午前中に広島からトレード移籍した長野久義外野手も入団会見を行っており、“時間差”会見となったが、思いは同じ。「ジャイアンツの勝利のために野球を頑張りたい。僕は野球が本当に大好きです」と所信表明した。

 17年目の今季は43試合に留まったが、40歳まで現役を続けたい思いが強く、新天地に飛び込む。「ずっとパ・リーグで日本シリーズでの対戦しかなかったけど、滋賀では巨人戦しかやっていなかったので、小さいころから巨人ファン」と明かした。「熱男」のパフォーマンスは継続し、チームのムードメーカーとしても期待がかかる。一塁と三塁を守れるため内野のバックアップメンバーや右の代打としての起用が主になりそうだが、またまだ先発の座を争っていく意欲も見せている。

 背番号は「23」に決定。足すとソフトバンク時代の「5」となる。ユニホームに袖を通すと「おおーっ」と笑顔。会見に同席した原監督は「松田選手は誰も立ち入ることのできない聖域。そういう選手はいそうでいない。敵陣にいながら眩しく見えていた」と松田の魅力を語ると、「交渉できる時期で話をすぐにした。話したことのない選手だけど僕の中では親しみのある選手。レギュラーを狙ってくれと」と期待を口にした。

○松田宣浩(まつだ・のぶひろ) 1983年5月17日生まれ、39歳。滋賀県出身。中京から亜大を経て、2005年度大学生・社会人ドラフト希望枠でソフトバンクに入団。ホークス不動の三塁手として、ゴールデングラブ賞を8回、ベストナイン1回を獲得。ソフトバンクでは6度のリーグ優勝、7度の日本シリーズ制覇を経験。通算成績は1910試合で1831安打。打率は.265、301本塁打、991打点。

【実際の様子】原監督と一緒に“熱男”ポーズも… 巨人ユニを着用した松田宣浩

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