ヤクルトは支配下が“大量入れ替え”　ベテラン引退、16年ドラ1ら戦力外で補強敢行か？

内川、嶋、坂口が引退…寺島や宮台ら支配下7人が戦力外に

　2年連続セ・リーグ制覇を成し遂げたヤクルトだったが、日本シリーズではオリックスに敗れ、球団初の2年連続日本一を逃した。奪冠へ今オフの補強の動きはどうなっているのだろうか。

　開幕時は67人だった支配下枠は、パトリック・キブレハン外野手の加入、小澤怜史投手と赤羽由紘内野手の支配下登録によって7月の補強期限までに上限の70人に埋まった。そこからベテラン選手の引退が相次いだ。40歳の内川聖一内野手、37歳の嶋基宏捕手（兼任コーチ）、38歳の坂口智隆外野手が今季限りでユニホームを脱いだ。

　2016年ドラフト1位の寺島成輝投手、東大出身の宮台康平投手ら支配下では7選手が戦力外となった。さらにAJ・コール投手とアンドリュー・スアレス投手が自由契約に。いずれも今季入団した新助っ人だったが、コールは34試合登板して2勝0敗6ホールド、防御率2.75。スアレスは6試合登板（5先発）、0勝0敗、防御率6.23と結果を残せなかった。

　一気に空いた枠だが、すでに補強を進めている。前中日の三ツ俣大樹内野手と前阪神の尾仲祐哉投手を支配下で獲得。2010年ドラフト2位でオリックスに入団した三ツ俣は、2014年途中に中日にトレード移籍。今季は自己最多の58試合に出場も戦力外となり、12球団合同トライアウトを受検していた。尾仲は今季ウエスタン・リーグで35試合に登板した。

　またドラフト会議では即戦力として期待される最速153キロ右腕・吉村貢司郎投手ら支配下では5選手を指名。しかし差し引きしても、まだ支配下枠は65人と余裕があり、今後も補強を敢行していくことが予想される。

（Full-Count編集部）