西武、人的補償なら“選びたい放題”? 弱点は明らか…フィットしそうな好人材も

西武・松井稼頭央新監督【写真:荒川祐史】
西武・松井稼頭央新監督【写真:荒川祐史】

オリのプロテクト28選手を独自予想…漏れた選手も好素材がそろう

 国内フリーエージェント(FA)権を行使した森友哉捕手のオリックス移籍が決まった。今後注目されるのが森の“補償”だ。森は金銭ないし人的補償が必要なAランクの選手と見られ、西武が人的補償を選択した場合、誰をターゲットにするだろうか。Full-Count編集部が独自に予想したプロテクト枠28選手以外から考えてみたい。

 西武は今季、464得点(リーグ5位)、チーム打率.229(最下位)、118本塁打(1位)、60盗塁(最下位)、448失点(1位)、チーム防御率2.75。“打てる捕手”の森がチームを離れるとなれば、やはり野手補強が考えられる。森が抜ける捕手だが、オリックスではFA宣言の伏見に加え若月と頓宮を“プロテクト”。今季は3年目の柘植が42試合、ルーキーの古賀が26試合に出場しており、経験の少ない捕手を獲得する可能性は低そうだ。

 内野は一塁の山川、二塁の外崎、遊撃の源田は盤石。今季三塁で最多出場は中村で54試合だったが、来年8月で40歳になる。21歳の宜保翔は主に二遊間をこなし、1年目から出場機会を経るなど、4年間で74試合に出場している。

 外野は西武の“泣き所”だ。今季チーム最多の123試合で外野に就いたオグレディは退団が決定。愛斗が120試合で続き、3番目に多かった鈴木が57試合だった。今年のドラフトでも外野手の早大・蛭間を1位指名している。オリックスのドラ4ルーキー・渡部は1軍では打率.059(17打数1安打)に終わったが、2軍では79試合で打率.259(294打数76安打)、13盗塁をマーク。俊足巧打が持ち味の左打者だ。2年目20歳の元謙太も2軍で100試合に出場し64安打、打率.239をマークしている。

 タレントが揃うオリックス投手陣。14人が“プロテクト”されても注目選手が多い。ドラ7ルーキーの小木田は16登板で5ホールドをマーク。特に9月は8登板で3ホールド、防御率1.35と躍動した。K-鈴木は今季14登板に終わったが、昨年は34登板で優勝に貢献した。今季15登板で防御率2.38の張奕、2020年に35登板を果たした吉田凌ら実績ある投手もいる。松井稼頭央新監督率いる西武がどんな決断を下すか注目される。

(Full-Count編集部)

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