大谷翔平のCY賞4位に“不満顔” 通算191発男が熱弁「TOP3に入るにふさわしい」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

■MLBネットワークで討論会「オオタニはCY賞の最終候補になるべきだったか?」

 エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、ア・リーグのサイ・ヤング賞争いで4位にランクインした。同賞の投票で票を獲得したのはメジャー5年目で初めて。MLBネットワークの番組「MLB Now」では「ショウヘイ・オオタニはCY賞の最終候補になるべきだったか?」との議題で緊急討論が繰り広げられた。

 大谷討論会にはダイヤモンドバックスなどで通算1109安打、通算191本塁打を記録したクリス・ヤング氏、元アストロズ監督のボー・ポーター氏が“出席”した。まず2018年にエンゼルスで大谷と同僚だったヤング氏が「オオタニはトップ3(最終候補)に入るのに相応しかった。シーズンを通して打者を圧倒した」と切り出すと、ポーター氏も「打者としての活躍は周知の事実。投手としてはさらに良くなっている。これは恐ろしいことだ」と目を丸くした。

 今季は先発ローテを外れることなく、15勝9敗、防御率2.33をマーク。166回を投げ、219奪三振はリーグ3位だった。話題は答えの出ない二刀流起用法に。司会者が「投手に専念したとしたら、どれだけ凄い投手になれるのか」「投手専念を見てみたい」などと切り出すと、両氏の言葉は熱を帯びていった。

 ポーター氏「だが打者として使わないわけにはいかない。だから特別ルールができたんだ。投手としては退いても、DHとして出続けられることができるという。つまり野球のルールを変えなければいけないほど、貴重な存在ということだ」

 ヤング氏「この2年間、投球が打撃に(悪い)影響を与えているという様子は全くなかった。逆もしかりだ。これは憶測にすぎないがね。だって我々はただの人間に過ぎないから、どうしたら両方できるかなんて全く理解できない。だが彼はどうにかして投球と打撃を別物としてこなすことができている。今日7、8回まで投げたと思ったら、翌日はその影響を全く受けずに一塁まで4.1秒で走ることができる」

 最後に司会者は「(スーパーマンの)クラーク・ケントと同じですね。ピッチングは見事だ。210イニングを投げるところを見たい。160、170回ではちょっと足りない。いずれにせよCY賞を受賞する日は近い」と予言もした。いずれにしても。来季はサイ・ヤング賞受賞を期待されるシーズンにもなりそうだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY