3番・大谷翔平、4番・村上宗隆の“夢打線”が実現? 栗山監督は二刀流をどう起用する

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷が自身のSNSでWBCへの出場意思を明言、エンゼルスも全面支持

 エンゼルスの大谷翔平投手が17日、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場意思を明らかにした。自身のインスタグラムに「栗山監督に出場する意思がある旨を伝えさせていただきました」とつづった。

 大谷は候補に上がっていた2017年大会は故障で出場を辞退しており、WBCでのプレーは初となる。この日のメッセージでは「5年ぶりに日本のファンの皆様の前で野球ができるのを楽しみにしています!!」としており、米国で行われる準決勝以降だけでなく、日本で行われる1次ラウンドからの参戦も期待される。

 そうなると注目されるのが起用法だ。日本代表「侍ジャパン」は来春のWBCに向け、すでに強化試合を4度戦っている。ここでのスタメンに大谷を当てはめると、シーズン中に務める指名打者に入り、打順は2、3番という線が浮かび上がってくる。

 5日の日本ハム戦、6日の巨人戦で、2番打者には近藤健介外野手(日本ハム)が入っていた。豪州との強化試合では1、2番を塩見泰隆外野手(ヤクルト)-近本光司外野手(阪神)、あるいは近本-西川龍馬外野手(広島)という順に並べ、いわゆるスモールベースボールで1点を狙いに行くスタンスだったが、圧倒的な打力を持ち、走力も高い大谷を起用するなら上位に並べない手はない。4番には村上宗隆外野手(ヤクルト)の起用にこだわりを見せており、この前に置けば大谷が歩かされる可能性も低くなる。

 投手としての起用は、体の状態との相談になるだろう。エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは大谷のWBC出場について「彼がやりたいことなら何も不安はないよ。二刀流であろうが、右翼や中堅を守ろうが、抑えをやろうが先発をやろうが、その両方をやろうが。彼がやりたいことなら何でもだ。不安はない」と全面的に容認する方針。シーズン中に務める先発を始め、肩肘の負担を考えれば、かつて2009年大会でダルビッシュ有投手が務めたような臨時のクローザーという考え方もあるだろう。

(Full-Count編集部)

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