山川穂高は本塁打ほぼ“半減”、燕捕手は日本シリーズMVPに…背番号1桁変更で“明暗”

ヤクルト・中村悠平【写真:荒川祐史】
ヤクルト・中村悠平【写真:荒川祐史】

2021年は捕手3人が「2」に変更、20年に「3」にした山川は本塁打が約半分に…

 2021年は捕手3人が背番号「2」に変更した。出世頭はヤクルト・中村悠平捕手か。29試合の出場に終わった前年から123試合、打率.279と躍動した。日本シリーズでは、全6試合にフル出場して投手陣をリードし、打っても打率.318(22打数7安打)。シリーズMVPを受賞し、今季は古田敦也氏らが背負った栄光の「27」に変更した。

 阪神・梅野隆太郎捕手は2020年の98試合から130試合に増えたものの、打率は.262から.225と大幅下降。本塁打も7本から3本に半減した。オリックス・若月健矢捕手も出場試合数、打率ともに2020年の方が好成績だった。また、「44」から「7」に変えたのはDeNA・佐野恵太外野手。2020年に打率.328で首位打者を獲得し、2019年オフに移籍した筒香嘉智外野手(現ブルージェイズ傘下)の穴を埋めた。2021年も全試合に出場し、4番としてチームを引っ張ったが、打率は.303と下がった。

 2020年は3人が変更。西武では「38」から「2」に変更した岡田雅利捕手は打率.107と自己ワースト。清原和博氏、中島裕之(宏之、現巨人)らが背負った「3」を継いだ山川穂高内野手も、本塁打が43本から24本。打率.205の大不振に陥った。「99」から「3」に変更した日本ハムの王柏融外野手も打率.207、2本塁打に終わった。「63」から「0」に変更した巨人・増田大輝内野手は初の開幕1軍入りを果たし、足のスペシャリストとして前年を超える23盗塁を記録した。

 今年のドラフト会議で日本ハムから3位指名された加藤豪将内野手が「3」を背負うなど、新たな1桁番号も決まりつつある。プレッシャーに打ち勝ち、チームの顔となれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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