WBC韓国代表が本気、メジャーリーガー5人招集へ 大物エドマンも…予備ロースター発表

レッドソックスのロブ・レフスナイダー(左)とカージナルスのトミー・エドマン【写真:Getty Images】
レッドソックスのロブ・レフスナイダー(左)とカージナルスのトミー・エドマン【写真:Getty Images】

KBOは、予備ロースターの50選手を主催するWBCIに提出した

 KBO(韓国野球委員会)は18日、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予備ロースターを大会を主催する「WBCI」に提出し、名簿を公式ホームページなどで公開した。日本と同じプールBに入った韓国代表候補50人は、トミー・エドマン(カージナルス)、ロブ・レフスナイダー(レッドソックス)という韓国系選手を含むメジャーリーガー5人が名を連ねる豪華な陣容となっている。この名簿は、選手の参加資格を事前に確認するために使用される。

 韓国人メジャーリーガーでは、キム・ハソン(パドレス)、チェ・ジマン、パク・ヒョジュン(ともにパイレーツ)の3選手が順当に選出されている。またKBOの発表によると今大会の最終ロースターは30人で、前回大会の28人から増える。ここには投手14人、捕手2人が含まれねばならず、提出期限は来年2月7日。

 目玉は、2021年にナ・リーグ二塁手部門のゴールドグラブ賞に輝いた韓国系米国人(母が韓国出身)のエドマンだ。今季は153試合に出場して打率.265、13本塁打、32盗塁の好成績。米データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出するWAR(勝利貢献度)では6.3で、メジャー全野手中6位につける超大物だ。

 レフスナイダーも、今季は57試合の出場ながら、打率.307、6本塁打、OPS.881とキャリアハイの成績を残している。2015年にヤンキースでメジャーデビューし、7年間で289試合に出場した実績は、打力不足と言われる韓国代表にとって大きな存在になりそうだ。

 2006年の第1回大会ではベスト4、2009年に第2回大会では準優勝と、侍ジャパンとも名勝負を繰り広げた韓国代表だが、近年は低迷していた。2013年、2017年と2大会連続で1次ラウンド敗退の屈辱を味わい、今大会ではマイアミで行われる決勝ラウンド進出へ、本気度を伺わせている。

【次ページ】【選手一覧】KBOが発表した予備ロースター50選手

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY