大谷翔平の“元祖ライバル”が大転落 ヤ軍から“戦力外”…わずか4年で消えた輝き

パイレーツのミゲル・アンドゥハー【写真:Getty Images】
パイレーツのミゲル・アンドゥハー【写真:Getty Images】

メジャーリーグは19日がテンダー期限日、アンドゥハーは初の年俸調停

 メジャーリーグは18日(日本時間19日)、年俸調停権を持つ選手に対して、球団側が契約する意思があることを示す(テンダー)期限日を迎える。来季契約を提示されなかった選手はノンテンダーFAとなり、海外も含めた他球団と自由に交渉できるようになる。2018年に大谷翔平投手と新人王を争ったパイレーツのミゲル・アンドゥハー内野手も初の年俸調停を迎え、選手生命の岐路に立たされている。

 アンドゥハーは、ヤンキース時代の2018年に打率.297、27本塁打、92打点の好成績をマーク。伝説のジョー・ディマジオが保持していた球団の新人記録を破る47二塁打を放ち、新人王争いでは大谷に及ばなかったものの2位に入った。同じく新人王を争った同僚のグレイバー・トーレス内野手とともに、若き期待の星だった。

 しかし、2019年3月31日(同4月1日)のオリオールズ戦で、捕手から三塁に牽制があった際にダイビングで帰塁して肩を負傷し、手術で残りシーズンを全休。元から三塁守備に難があったのに加え、得意の打撃でも成績を残せなくなったことから、ジオ・ウルシェラ内野手(現ツインズ)に定位置を奪われ、ほぼ外野手に転向することになった。そして、今年9月22日(同23日)にはついにヤンキースをDFAとなった。

 移籍先のパイレーツでは、9試合に出場して打率.250、0本塁打と復活をアピールするには十分な時間もないままシーズンを終えた。パイレーツの地元紙「ピッツバーグ・ポストガゼット」では、来季年俸を170万ドル(約2億3700万円)と予想している。けっして高い金額ではないが、仮に契約を提示されなければマイナーや日本を含む海外も視野に移籍先を探すことになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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