積極補強のエ軍…次なる手を専門家が提言 通算67勝右腕は「フィットするだろう」

レッドソックスからFAになったネイサン・イオバルディ【写真:Getty Images】
レッドソックスからFAになったネイサン・イオバルディ【写真:Getty Images】

ネイサン・イオバルディは今季Rソックスで20先発、6勝を挙げた

 今オフに積極補強を敢行しているエンゼルス。ドジャースからFAになった今季15勝左腕タイラー・アンダーソンを3年総額3900万ドル(約54億1200万円)で獲得、さらにトレードでジオバニー・ウルシェラ、ハンター・レンフローと実績ある野手2人を迎え入れた。そんな中、「MLBネットワーク」の番組では更なる投手補強を進言。今オフにレッドソックスからFAになった右腕ネイサン・イオバルディ投手を挙げた。

「MLBネットワーク」のオフの情報番組「ホット・ストーブ」でエンゼルスの先発強化を進言したのはビル・リプケン氏。鉄人カル・リプケンJr.氏の弟で1980年代後半から1990年代前半にかけてオリオールズで活躍した。リプケン氏は「イオバルディのエンゼルス移籍は理にかなっている。(エンゼルスの)先発は左腕が揃っている。質のある投球をする。エンゼルスにとってはいい補強だと思う。フィットするだろう」と述べている。

 32歳のイオバルディは2011年にドジャースでメジャーデビュー。ヤンキース時代の2015年には自己最多の14勝をマーク、今季はレッドソックスで20先発、6勝3敗、防御率3.87の成績を残し、オフにFAとなった。MLB通算240登板(221先発)で67勝68敗、防御率4.16を記録している。

 リプケン氏はさらに「エンゼルスはイオバルディで破産することはないだろう。103/20のK/BBは気に入っている」とも述べた。K/BBは投手の制球力を示す指標の1つで3.5を超えると優秀とされる。今季103奪三振で20四球のイオバルディのK/BBは5.15と高水準にある。

 番組の司会を務めるマット・バスガーシアン氏も「エンゼルスがバーランダーかデグロム獲得に動かなければ、理にかなう補強だ」と述べた。果たしてエンゼルスは新たな先発補強に乗り出すか、注目される。

(Full-Count編集部)

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