エ軍元有望株が“お払い箱”危機「トレードかも」 今季29HR男の獲得で起きる戦力整理

エンゼルスのジョー・アデル【写真:Getty Images】
エンゼルスのジョー・アデル【写真:Getty Images】

超有望株だったアデルは定位置奪取できず「空振り率は危機的だ」

 エンゼルスのかつての超有望株が“生存危機”に瀕している。米CBSスポーツでコラムニストを務めるマイク・アクシサ記者が今オフのエンゼルスの補強戦線を展望。「あと4つ動かなければならないことがある」と提言する中で、ジョー・アデル外野手の今後にも注目している。

 アデルは2017年ドラフト1巡目(全体10位)でエンゼルス入り。2019年オフのプレミア12で米国代表に選出され、MLB公式サイトが選出する若手有望株ランキングでも堂々の1位だったが……。だが、2020年のメジャーデビュー後は思うような活躍ができていない。今季は88試合出場、打率.224、8本塁打、27打点。守備も安定感を欠いた。開幕前に実績のあるアップトンを事実上の戦力外として左翼のポジションを空けたものの、定位置奪取とはいかなかった。

 そして今オフ、チームは今季29本塁打、通算157本塁打を誇るハンター・レンフロー外野手をブルワーズからトレード獲得。トラウト、ウォード、レンフローと外野3枠が埋まった。「ミッキー・モニアックがベンチ。つまり、アデルは傘下3Aに戻ることになる。マイナーでは打てるが、常にメジャーで苦しんでいる。空振り率が危機的だ。キャリア通算出塁率.260で、三振率34.8%のアデルを計算に入れることは、賢明な判断ではない」と厳しく指摘した。

 そんなアデルにとっての最善策は? 記事では「景色を変えるトレードかもしれない。アデルを出し、その引き換えに他球団で苦しんでいる若手の先発とトレードするというような話だ」と、トレードで出直す機会を与えるべきと説いた。まだ23歳でポテンシャルは誰もが認めるところ。可能性は十分にありそうだ。

(Full-Count編集部)

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