名将の“居眠り疑惑”に主力の相次ぐ不振 地区V候補のはずが…Wソックスに「失望した」

ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督【写真:Getty Images】
ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督【写真:Getty Images】

MLB公式サイトが「ファンが感謝すべきこと」を特集も……

 アメリカは24日(日本時間25日)に感謝祭を迎えた。MLB公式サイトは「各球団のファンが感謝すべきこと」として特集を展開。ア・リーグ中地区に所属するタイガース、ホワイトソックスは今季の低迷ぶりを酷評される厳しい内容となっている。

 タイガースは今季66勝96敗で地区4位に低迷。2021年オフに6年1億4000万ドル(約194億2600万円)で契約したハビアー・バエス内野手は打率.238、17本塁打、67打点、OPS.671と低調。5年総額7700万ドル(約106億8400万円)で獲得した左腕エドゥアルド・ロドリゲスも6月13日(日本時間14日)に「結婚生活の問題」で制限リスト入り。2か月超も戦列を離れ、5勝(5敗)止まりに終わった。

 さらに、昨季中に2年1500万ドル(約20億8300万円)で契約延長したジョナサン・スコープ内野手も打率.202、11本塁打、38打点、OPS.561と不振に陥った。「今シーズンのタイガースは考えられる全てのことが、間違った方向に進んだ。2023年も厳しい時期を迎えるだろうが、(2022年と比べて)マシと信じてもいいだろう。シーズン後半台頭した(新人)ライリー・グリーンはいい要素の1つだ」。厳しい言葉が目立った。

 ホワイトソックスにも辛口だった。今季は地区2連覇、3年連続ポストシーズン進出が期待されたが、81勝81敗で地区2位。地区優勝したガーディアンズから11ゲーム差を付けられた。エースのルーカス・ジオリトをはじめ、ヤスマニ・グランダル捕手、ヨアン・モンカダ内野手、AJ・ポロック外野手と主力野手が期待外れ。名将トニー・ラルーサ監督には試合中の“居眠り疑惑”もあった。

「今シーズンはとてつもなく失望させられた。しかし、安定した先発陣に、ティム・アンダーソン、ヨアン・モンカダ、ルイス・ロバート、エロイ・ヒメネス、アンドリュー・ボーンなど30歳以下の素晴らしい打者が揃っている」。まだ来季も戦える戦力がいることは救いか。

 なお、エンゼルスについてはマイク・トラウト外野手、大谷翔平投手がいることが挙げられた。「今シーズンはかなり辛かった。しかし、他球団の全ファンがエンゼルスの試合を見に街を訪れるとき、興奮する。なぜなら、彼らのプレーを見ることを意味しているからだ。そして、エンゼルスファンは彼らを毎試合見ることができる!」。来季こそ2014年以来のポストシーズン進出を期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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