吉田正尚はメジャーに「適応する」 オリ・ジョーンズら元助っ人太鼓判「四球奪える」

オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】
オリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

ジョーンズは吉田正の「好奇心と貪欲な姿勢」も高く評価

 今オフにポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指すオリックス・吉田正尚外野手を、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が特集。メジャー通算1939安打&282本塁打を誇り、昨季まで2年間オリックスで一緒にプレーしたアダム・ジョーンズら元助っ人の吉田評を紹介した。ジョーンズは「日本のフアン・ソトのようだ」と、メジャー屈指の打者になぞらえて絶賛している。

 昨季まで2年連続で首位打者を獲得した吉田正尚。その打撃スタイルをジョーンズは「日本のフアン・ソトのようだ。様々な打球速度で広角に打てる。ソトのように全ての球を打つことができ、ボール球を振らないから四球を奪える」と称える。今季は出塁率.447をマークし、2年連続でタイトルを獲得。41三振は規定打席到達者で最少、80四球はリーグ2位だった。

 ジョーンズはまた吉田を「質問をする男」と表現。「彼はサンディエゴのビーチにはあまり興味がなかった。ジョシュ・ヘイダーや、アロルディス・チャップマンについて聞いてきた。ジャスティン・バーランダーとゲリット・コールについてもよく質問してきた。彼は常に知りたがっている」とも述べている。記事は「好奇心と学びたいという貪欲な姿勢は、ヨシダ(の適応)を助けるだろう」と伝えている。

 また、2017~2019年、2021年にオリックスに在籍したステフェン・ロメロは「彼はストライクゾーンを理解している。打席では辛抱強く、どの球で相手にダメージを与えられるか理解している」と絶賛。ジョーンズがソトと比較したことに「とても頷ける」とし、「左打者では私が見てきた中で一番綺麗なスイングだ。非常にうまく適応するだろう」とも述べている。

 さらに今季西武でプレーしたブライアン・オグレディも「私が日本で見た中では、間違いなく一番の打者。パワーがある。素晴らしい辛抱強さと、選球眼はメジャー(適応)の手助けになるだろう」と語っている。誰もが称賛する打撃技術と選球眼を備えた29歳は来季、どんなユニホームを着てプレーするだろうか。

(Full-Count編集部)

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