村上宗隆、「8.69」が示す凄まじさ ジャッジ&大谷翔平を凌駕する“異次元”っぷり

ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

村上は「8.69」、ジャッジは「9.19」、大谷は「17.23」

 ヤクルトの村上宗隆内野手は今季、日本選手最多56本塁打を放ち、史上最年少で3冠王に輝いた。シーズン50本塁打の最年少記録(22歳7か月)、NPB初となる5打席連続本塁打を記録するなど本塁打記録を軒並み塗り替えてきたが、今年のアーチショーはどれだけ異次元だったか。日米球界を彩った歴代のスラッガーたちとの本塁打率で比較してみた。

 2022年の村上は、やはり驚異的なペースでかっ飛ばしていた。今季は487打数で56本塁打を記録し、本塁打率は「8.69」だ。海の向こうではどうか。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は570打数でリーグ新記録の62本塁打を放った。本塁打率9.19。つまり村上はジャッジを超えるペースでアーチを描いていたことになる。

 なお、今季のナ・リーグで46本塁打(577打数)で本塁打王に輝いたフィリーズのカイル・シュワーバー外野手は本塁打率12.54。エンゼルス・大谷翔平投手の本塁打率は17.23だった。リーグ3位の46本塁打を放った昨季は11.67。

 では、歴代のスラッガーたちとはどうだったのか。1964年に55本塁打を放った巨人・王貞治(現ソフトバンク会長)は本塁打率8.58を記録。村上はほぼ同じペースだ。2013年ヤクルトのバレンティンは439打数でプロ野球記録の60本塁打を放った。本塁打率7.31と驚異的だった。なお、2001年ジャイアンツのバリー・ボンズは476打数でメジャー記録の73本塁打。本塁打率6.52といかに凄まじいアーチショーだったかが伝わってくる。

 村上は来季がプロ6年目。来年2月2日が23歳の誕生日とまだまだ伸び盛りだ。来季も“村神様”のド派手なアーチショーを期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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