お買い得? 通算38勝右腕が「ブラックフライデー」 本日限りの“誇大広告”も売れ残る

メッツからFAとなったトレバー・ウィリアムズ【写真:Getty Images】
メッツからFAとなったトレバー・ウィリアムズ【写真:Getty Images】

ブラックフライデーで契約決まらずも米TV局「FA市場では引きがあるだろう」

 アメリカで毎年11月の感謝祭の翌日に行われる大規模セール「ブラックフライデー」で売り出されるのは商品だけではないようで……。メッツからFAとなったトレバー・ウィリアムズ投手は自身のツイッターを駆使して自らを売りに出した。

 30歳のウィリアムズは2016年にパイレーツでメジャーデビュー。今季はメッツでプレーし、30試合登板(9先発)、3勝5敗、防御率3.21をマークした。パイレーツ時代の2018年には14勝を挙げるなど通算38勝の右腕。自身のツイッターで、こう綴った。

「ブラックフライデーFAセール! 本日限り! 1つ買うと、もう1つついてくる:右腕トレバー・ウィリアムズを購入すると、もれなく左打ちで両翼を守るトレバー・ウィリアムズがついてくる!」

 ウィリアムズは野手として出場したことはない。さらに指名打者制の導入前だった2021年まで146打数18安打で打率.123、6打点だった。しかも右打ち。ツイッターに綴った“広告”は間違いだらけだが、野手にも自信を持っているということか。

 特売の締め切りは「東部時間午前0時まで有効」とも。現状、ウィリアムズとメジャー球団の契約合意は伝わってきておらず、今回のブラックフライデーでは売れ残った模様だ。米放送局FOXスポーツは、ウィリアムズの二刀流での大売り出しに反応。「メッツで今季30登板、うち先発した9試合では防御率3.21をマークするなど質の高い投球をした30歳について、メッツとの再契約はなさそうだ。だが、FA市場では引きがあるだろう」と今後の見通しを伝えている。

(Full-Count編集部)

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