藤浪晋太郎は「米国で通用する」 “制球難”も…元MLB左腕が太鼓判「いい成績残せる」

「MLBドリームカップ2022」にスペシャルゲストとして参加した岡島秀樹氏【写真:宮脇広久】
「MLBドリームカップ2022」にスペシャルゲストとして参加した岡島秀樹氏【写真:宮脇広久】

海外FA千賀滉大にも太鼓判「先発でも中継ぎでもしっかりできる」

 藤浪は右打者への投球がすっぽ抜けて死球を与え、それをきっかけに制球を乱すケースが目立った。相手が怖がり、藤浪が予告先発した試合では左打者を並べてくることもあったほど。岡島氏は「日本では『内角球が抜けたら危ない』という雰囲気になって、投手も意識し過ぎてしまうところがある。しかし元々、藤浪くんには内角高めへ怖がらずにどんどん投げる勇気があると思います。構わずに投げていけば、いい成績が残せると思います」と解説した。

 海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す千賀滉大投手についても言及した。ソフトバンク時代にチームメートだった岡島氏は「先発でも中継ぎでも、しっかりできるでしょう。あのフォークは有効に使えると思いますし、ハートも強いですから」と“お化けフォーク”がメジャーの打者の脅威になると見ている。

 岡島氏はこの日、MLBジャパンが沖縄セルラースタジアム那覇で開催した草野球の全国大会「MLBドリームカップ2022」にスペシャルゲストとして参加した。ホームラン競争企画では、カブス・鈴木誠也外野手に対して速いテンポで打撃投手を務めた。レッドソックス時代の栄光のユニホームと思いきや、「僕が監督兼選手をやらせてもらっている“岡島レッドソックス”のユニホームです。実は今大会にも参加していたのですが、関東地区予選の東京ブロック決勝で負けました」と明かし、気持ちよさそうに汗をかいていた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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