元虎スアレスは5年63億円の「価値ない」 異例の大型契約に米メディア「リスクある」

パドレスのロベルト・スアレス【写真:Getty Images】
パドレスのロベルト・スアレス【写真:Getty Images】

今季45試合の登板で5勝1敗1セーブ、11ホールド、防御率2.27

 元阪神でパドレスのロベルト・スアレス投手は、5年4600万ドル(約63億8900万円)で残留が決まった。3年目終了後にオプトアウト権が付く。米スポーツ専門メディア「ESPN」が今オフの大型契約、トレードを評価。スアレスの大型契約は「C-」と辛口評価を受けた。

 昨年阪神で62試合に登板し42セーブ、防御率1.16の好成績を残したスアレス。パドレス加入1年目の今季、45試合の登板で5勝1敗1セーブ、11ホールド、防御率2.27と成功をおさめた。ポストシーズンでも活躍を見せたが「5年4600万ドルの価値はない」とバッサリだ。

 守護神のジョシュ・へイダーは2023年オフにFAとなるため「スアレスは、ヘイダーが務める抑えのポジションを(将来的に)穴埋めする。ヘイダーと再契約するより、良心的な契約を結べるからだろう。もしそのような考えで、スアレスが最低でも2、3年間コンテンダーとしてふさわしいクローザーを務めることができれば、パドレスにとってはバラ色の契約になるだろう」と予想した。

 2019年に今季のスアレスよりも投げ、防御率が良かったリリーフは11人いたが、そのうち4人はすでに引退している。「リリーフのターンオーバーは絶え間ない。今日打てないと思った投手でも、明日には居なくなる。そして、稼働年数が少ないほど、持続性に疑問がでてくる。この契約には大きなリスクがある」と指摘。スアレスは今後、そんな周囲の声を打ち破るほどの安定した活躍を見せることができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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