DeNA契約解除から7年 2度の世界一貢献も…キューバの至宝に突きつけた“世代交代”

アストロズからFAになっているユリエスキ・グリエル【写真:Getty Images】
アストロズからFAになっているユリエスキ・グリエル【写真:Getty Images】

2020年MVPアブレイユがアストロズと3年81.2億円で契約

 アストロズはホワイトソックスからFAとなっていたホセ・アブレイユ内野手と3年5850万ドル(約81億2200万円)で合意した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」など米複数メディアが伝えた。

 通算243本塁打で2020年MVPに輝いた35歳のアブレイユは、今季157試合出場、打率.304、15本塁打、75打点。コンタクト主体の打撃で本塁打数はキャリア最少に終わったが、三振率16.2%はキャリアハイだ。強打の一塁手として新人王、2度の打点王を獲得。トレード・ルーマーズは「打撃では継続して素晴らしい成績を残している」と評価した。

 一方で、気になるのがアストロズの一塁手だった男の去就だ。元DeNAで38歳のユリ・グリエル内野手は、2016年から7年間プレーした球団からFAに。昨季は打率.319で首位打者を獲得したが、今季は打率.242と一転して不振に。グリエルの今後について、同メディアは「代打や限定的なDHなど小さな役割でも構わないという姿勢でない限り、グリエルがアストロズで過ごした7年の期間に終わりを告げることを意味する」と指摘した。

 5度の地区優勝、2度のワールドシリーズ制覇に貢献した“キューバの至宝”。栄光を極めたアストロズとの再契約は一段と厳しくなった。

(Full-Count編集部)

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