西武山川、1.4億円大幅増の年俸2.7億円 来季FA取得見込みも4年契約固辞「野球人生懸ける」

契約更改を行った西武・山川穂高【写真:宮脇広久】
契約更改を行った西武・山川穂高【写真:宮脇広久】

自身にプレッシャー「単年の方がいい。より目の色を変えてやります」

 西武・山川穂高内野手は2日、所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億4000万円増の年俸2億7000万円(金額は推定)でサインした。来季中に国内FA権を取得する見込みで球団からは4年年契約の提示を受けたが、自らの強い希望で単年契約となった。

 今季の山川は129試合で41本塁打90打点、打率.266。本塁打、打点の2冠に輝いた。2018、19年に2年連続本塁打王を獲得した後、2年間は不振だったが、初の打点王も合わせて3年ぶりにタイトルを奪取。年俸アップも3年ぶりだ。「(後半の不振で)結局は苦しいシーズンだったが、過去2年間の失敗を取り返せてよかった。来年はキャリアハイを出したい」と話した。

 山川と同じく来季中に国内FA権を取得する見込みの源田壮亮内野手は、年俸3億円プラス出来高で5年契約を締結している。同じく複数年の4年契約を打診された山川は「本当に悩みましたが、実は僕、今年ダメなら(現役を)辞めようかくらいの気持ちでした。一昨年、昨年とダメで、今年もダメなら無理かなと。それくらい自分にプレッシャーをかけた。せっかく10年目の節目を迎えるので、来年は野球人生を全て懸けて臨む。ならば、絶対単年の方がいい。より目の色を変えてやります」と胸中を明かした。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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