若手野手に生まれた“リーグ格差” 村上、岡林ら台頭著しいセ、伸び悩むパ

ヤクルト・村上宗隆、中日・岡林勇希、日本ハム・清宮幸太郎、ロッテ・藤原恭大(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】
ヤクルト・村上宗隆、中日・岡林勇希、日本ハム・清宮幸太郎、ロッテ・藤原恭大(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】

セは22歳の村上が3冠王、20歳の岡林が最多安打を獲得

 2022年のプロ野球は若手選手の台頭が目立った。特に野手では、ヤクルト・村上宗隆内野手が高卒5年目で3冠王を獲得するなど、セ・リーグ在籍の若手がパの選手を“圧倒”。セとパでは大きな“格差”が生じていることが分かる。

 今季規定打席に到達した選手はセが27人でパが21人。そのうち、24歳以下(1998年度生まれ以降)に限ると、セは7人でパは2人と大きな差がついた。セでは22歳の村上が3冠王、3年目20歳の中日・岡林勇希が最多安打のタイトルを獲得した。

 チームで中軸を担うDeNA・牧秀悟、広島・坂倉将吾、阪神・佐藤輝明は同じ1998年度生まれの同学年。高卒4年目の広島・小園海斗、同3年目のヤクルト・長岡秀樹は遊撃のポジションを手にし、長岡はゴールデングラブ賞を受賞した。

 一方、パでは2人。高卒3年目のオリックス・紅林弘太郎が打率.224で17位、5年目の日本ハム・清宮幸太郎が.219で18位だった。もちろんチーム事情や投手との相対関係もあるだろうが、セ・リーグと比べれば寂しい結果だった。

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