大谷翔平に仕掛けられた“偽ニュース”の真相 トレード話で「明るくしようと…」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

アローヨはトレード期限前に自身と大谷がトレードだと話した

 レッドソックスの不穏な雰囲気を打破したのは、エンゼルスの大谷翔平投手だった!? レッドソックス地元メディア「マスライブ・コム」のクリス・コティーロ記者は、8月に起きていた“事件”を回顧。クリスチャン・アローヨが大谷とトレードという“フェイクニュース”が流れた真相を明かした。

 8月2日(日本時間3日)、アストロズの本拠地ミニッツメイドパークのビジタークラブハウスは緊張感が高まっていた。午後5時のトレード期限を前に「クリスチャン・バスケスを放出し、JD・マルティネス、ネイサン・イオバルディ、リッチ・ヒルなどのベテランが放出されるのではと噂されていた」と選手らは最新の噂や動向を語っていたという。

 そこでアローヨは「トレード期限の近くになると、緊張感が走る。だから、ムードを少し明るくしようと務めたんだ。誰もどこに行くか、何が起きるかわからない」とフェイクニュースを流してチームを明るくすることを決断。大谷と自身がトレードだとチームメートやレポーターに話した。

 もちろんこのトレードが現実となることはなかったが、アローヨは大谷について「文字通りオールスターのDHで、サイ・ヤング級の投手だ。最も信じがたい選手の1人だと思う」と口にしているという。

 誰しもが自身やチームメートの去就を気に掛けるトレード期限。27歳内野手の決死の“ジョーク”でクラブハウスは和やかさを取り戻しただけに、二刀流は思わぬところで一役買っていた。

(Full-Count編集部)

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