球団と“銭闘”で11億円ゲットも…期待ハズレで退団 元球宴内野手への辛辣評価

マリナーズからFAとなったアダム・フレイジャー【写真:Getty Images】
マリナーズからFAとなったアダム・フレイジャー【写真:Getty Images】

アダム・フレイジャーは「チームが期待した類の活躍ではなかった」

 マリナーズをFAとなったアダム・フレイジャー内野手に、厳しい視線が向けられている。5月に年俸調停で球団から670万ドル(約9億円)を提示されるも、希望額の800万ドル(約11億円)をゲット。しかし、シーズンでは低空飛行を続けて退団となり、米メディアは「チームが期待した類の活躍ではなかった」と辛辣だった。

 今オフ、マリナーズはブルワーズから二塁手のコルテン・ウォンを獲得する2対1のトレードを成立させた。ウォンは今季、打率.251、出塁率.339、長打率.430を記録。貢献度を総合的に評価する「WAR」は2.5だった。一方、今季マリナーズの二塁手は打率.218、出塁率.278、長打率.316、WAR0.4だったと、地元ラジオ局「710 ESPNシアトル」は指摘。補強ポイントにならざるを得なかったのは、フレイジャーの低調が大きく響いた。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、このトレードの背景として「マリナーズの二塁手は今シーズン大して貢献しなかった」と指摘。一番の“戦犯”として「2021年に球宴に選ばれたアダム・フレイジャーは打率.238、WAR1.1だったからだ」と挙げる。2億円分の上乗せは、全く成果として返ってこず。「とにもかくにも、マリナーズは二塁手に攻撃面でもっと貢献してほしいと思っている。そしてウォンはその条件を満たせられる選手だ」と新戦力に期待を寄せたた。

(Full-Count編集部)

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