高校生が仰天…イチロー氏は「持っている」 富士山を味方につけた“奇跡のコラボ”

富士山を背に記念写真を撮る富士高ナインとイチロー氏【写真:代表撮影】
富士山を背に記念写真を撮る富士高ナインとイチロー氏【写真:代表撮影】

声が出ていなかったナインに「いつも下を向いているとそういうのが来ない」

 マリナーズのイチロー氏(会長付き特別補佐兼インストラクター)が、高校生たちに“持っている男”だと証明した。3、4の両日、静岡県立富士高をサプライズで訪れて野球部を指導。初日に登場した際、それまで雲がかかっていた富士山は山頂までくっきり見えるようになった。偶然とは思えない状況に、ナインは「持っている」と驚きを隠せなかった。

 グラウンドから日本一の山が望める富士高。3日の正午ごろは山頂付近に雲がかかっていたが、イチロー氏が来たタイミングに合わせるように晴れ渡った。レジェンドの突然の登場もさることながら、見事なまでの富士山とのコラボレーションが、生徒たちの目に焼きついたようだった。

 初日は午後4時半ごろに練習終了。イチロー氏からは「きょう、1日いて思ったのは、監督にも散々、伝えましたけど、(練習を)時間で決めてしまうと、10分後に合わせてしまう。全力でいかないよね。本当に限界を見るには効果的じゃない。そういう時間をつくって、自分の限界を見て下さい」と厳しい言葉も。練習中に声が出ていないことも指摘された。

 貴重な対話の時間の中で、生徒たちが思い出したのは登場時の富士山。イチロー氏は「持ってますからね。そういうこと」と言い切った。その上で「みんな、会ってみてどうだった? 性格、『陽』だと思います。いつも下を向いているとそういうの(富士山の雲が晴れたり、いわゆる“持っている”と言われるようなこと)が来ない。明日は(みんなも)元気を出して」とエールに変えた。

(Full-Count編集部)

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