「過小評価しているわけじゃない」 オリ比嘉“不満顔”の契約更改に球団の見解は?

契約更改交渉に臨んだオリックス・比嘉幹貴【写真:橋本健吾】
契約更改交渉に臨んだオリックス・比嘉幹貴【写真:橋本健吾】

比嘉は今季年俸2800万円から800万増も会見では終始、厳しい表情

 オリックス比嘉幹貴投手が5日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、800万円増の3600万円でサインした(金額は推定)。日本シリーズで大活躍したベテラン右腕の“微増”について、久保充広球団本部管理部長は「決して過小評価しているわけじゃない」と語った。

 今季の比嘉はレギュラーシーズンで30試合に登板し5勝0敗、1セーブ5ホールド、防御率2.53をマーク。日本シリーズでは全7試合中5試合に登板し計4回を無失点、1安打6奪三振、防御率0.00とフル回転し日本一に貢献した。

 納得してサインはしたものの、会見では終始厳しい表情で「もう少し評価して下さい」と球団側に伝えたことを明かしていた。

 約1時間の交渉に同席した久保管理部長は、査定ポイントについて「基本的にはレギュラーシーズン」と語り、「彼の中でのことなので、どう答えていいか分からないが、最終的には合意に至ったので納得していると思っている」と、両者が納得していることを強調した。

 来季は40歳を迎えるベテランだが「比嘉選手が担ったポジションはホールド、セーブと具体的にあがるものではないが、そこを加味してポイント評価させてもらっている。決して過小評価しているわけじゃない」と、しっかりと評価していることを口にした。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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