阪神ドラ1&巨人育成右腕ら、来季ブレーク候補も…ファームに眠る期待の速球王

オリックス・山下舜平大、阪神・森木大智、巨人・堀岡隼人(左から)【写真:荒川祐史】
オリックス・山下舜平大、阪神・森木大智、巨人・堀岡隼人(左から)【写真:荒川祐史】

2軍球速王は阪神・藤浪、2位以下には期待の若手がズラリ

 プロ野球も2022年のシーズンを終えた。今回はセイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを用いて、今季の2軍戦における直球の平均球速ランキングから、来季以降ブレークするかもしれない原石を探っていく。ランキングには中継ぎ投手も含めるため、投球回30イニング以上の投手を対象とした。

 1位は阪神の藤浪晋太郎投手の153.1キロとなった。今季は開幕投手を務めながらも、1軍での先発は10試合に終わった。2軍でも9試合に登板し、4勝1敗、防御率1.77の成績を残し、ポスティングシステムを利用して米挑戦を目指す。

 3位には同じく阪神のドラフト1位ルーキー・森木大智投手がランクイン。14試合に登板し、直球の平均球速は149.7キロをマークした。高卒新人であるということに加えて先発投手でありながら、堂々の数値を叩き出している。

 5位にはオリックスの2020年ドラフト1位ルーキー・山下舜平大投手が147.7キロで入った。今季も1軍登板はなかったものの、ポストシーズンから1軍に合流し、日本シリーズではベンチ入りした。2軍公式戦では8登板で2勝2敗、防御率3.31だった。他にも巨人の育成・堀岡隼人投手や、DeNA・中川虎大投手など、期待の若手が名前を連ねている。

【表】今季2軍戦でのフォーシーム球速ランキング

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