防御率7点台→10球団超オファーの人気者に 元エ軍左腕が“驚き”の飛躍

ドジャースをFAとなったアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】
ドジャースをFAとなったアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】

ヒーニーは今季加入したドジャースで防御率3.10の好成績を残した

 元エンゼルスで、今季ドジャースで復活を果たしたアンドリュー・ヒーニー投手。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、カナダメディア「スポーツネット」のベン・ニコルソンスミス記者がブルージェイズがオファーし、最低でも10球団が関心を持っていると報じたことを伝えた。

 ヒーニーは2015年から2021年途中までエンゼルスに在籍。昨季は18試合に先発して6勝7敗、防御率5.27だったのちに、ヤンキースへトレードされた。ヤンキースでも12試合で2勝2敗、防御率7.32と低迷。しかし今季加入したドジャースでは、16登板(72回2/3)と少ないものの4勝4敗、防御率3.10の好成績を残して輝きを取り戻した。

「ヒーニーへの強い関心は、少しばかり驚きだ。ドジャースでは肩の故障で稼働は制限されたが、新球種のスライダーを使い防御率3.10の成績を残した」と同サイト。被本塁打は相変わらず多いものの、「驚異的な三振率35.5%で、わずか6.1%しか四球を出さなかった」部分が評価された。

 2016年にトミー・ジョン手術を受け、2018年と2019年は肘の炎症、今季は肩の故障で3か月欠場した。それでも「FA市場の先発では、第1グループのジェイコブ・デグロム(レンジャーズと契約)、ジャスティン・バーランダー(メッツと契約)、カルロス・ロドンを除けば、間違いなく最高のパフォーマンスを残したといえるだろう」と評価されている。くすぶっていた時代から一転、大人気となった左腕が今オフ、大型契約をつかむかもしれない。

(Full-Count編集部)

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