侍J栗山監督、鈴木誠也のWBC出場を「待っている」 決勝R途中参戦も容認「日本の中心」

メディアデーに参加した侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:小谷真弥】
メディアデーに参加した侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:小谷真弥】

カブスのロス監督も取材に対応「誠也本人に任せている」

 野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督は6日(日本時間7日)、米カリフォルニア州サンディエゴで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメディアデーに参加した。カブスの鈴木誠也外野手について、「ひたすら僕は彼を待っているだけです。日本のNo.1の外野手であるのは間違いないので」とWBC参戦を熱望した。

 これまでに鈴木はWBCへの参加について「もちろん出たい気持ちもありますが、球団との兼ね合いもある」と球団と話し合う考えを示していた。栗山監督は「僕は誠也がこういう状況ならばいけますよというのを待っているだけなので。チーム(カブス)でいろんなことがあるので僕は待っているだけです」と繰り返した。

 米マイアミでの決勝ラウンドからの参戦も選択肢に入れているという。鈴木は年内に結論を出す考えを示唆していたが、栗山監督は「僕の中では誠也が1試合でも2試合でもいてくれるならばというのはすごくあります。ギリギリまで待ちます。2月まで待つくらい」と話した。「誠也に関しては日本の中心であることは間違いないので、出られるところ、こんな形なら出られると話してくれるのならば、それに対応して考えようと思います」と柔軟に対応する考えを強調した。

 一方、カブスのデビッド・ロス監督は報道陣の取材に応じた。「話はしたけども、(出場の可否は)誠也本人に任せている」と話すにとどめた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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