オリが“常勝軍団”になったと確信した瞬間 低迷期知るベテランも嫉妬した才能たち

契約更改交渉に臨んだオリックス・平野佳寿【写真:橋本健吾】
契約更改交渉に臨んだオリックス・平野佳寿【写真:橋本健吾】

「ここまで魅力的というか、僕から見ても羨ましいなと思った子たちが出てきたのは今年が一番」

 なぜ、ここまで勝負強いチームに変貌を遂げたのか? ベテラン右腕はこれまでになかった雰囲気を感じるという。

「下からの突き上げというか、これまでもいい投手いましたが。正直、ここまで魅力的というか、僕から見ても羨ましいなと思った子たちが出てきたのは今年が一番じゃないかなと思う。それに負けない中堅の子たちもやってくれた。頼もしいなという一言」

 2014年にソフトバンクと熾烈な優勝争いを続けていた経験も蘇った。パ・リーグで圧倒的な強さを見せていたホークスを「こりゃ強いなって。怪我人が出てもドンドン次から次と(戦力が)出てくる。ああいうチームにならないとダメなんだと思っていた」と、目指すべきチーム像を口にする。

 リーグ連覇を果たした現在のチームは、それに被るようで「自然に下からの突き上げ、成長する。球団の育成の部分もしっかりはまっていると思う。そういったことがこの1、2年できてきていると思います」。

 ここまで日米通算221セーブを挙げており、来季は名球会資格の250セーブも射程圏内。さらに、史上初となる200セーブ200ホールド(残り2ホールド)と、節目の記録が待っている。

「通過点にできるように頑張りたい。試合数が僕の中で一番、支えになっている。最低50試合はしっかり投げていきたい」

 来年3月に39歳を迎えるが、チームにはベテランの力が必要不可欠。酸いも甘いも経験してきた右腕が、来季も日本一の投手陣を引っ張っていく。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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