DeNA、高城俊人の現役引退を発表「大好きなベイスターズでユニホーム脱ぐこと誇りに」

DeNA・高城俊人【写真:荒川祐史】
DeNA・高城俊人【写真:荒川祐史】

プロ11年間で通算347試合出場、打率.172、4本塁打38打点

 DeNAは8日、高城俊人捕手が今季限りで現役を引退すると発表した。高城は2011年ドラフト2位でDeNAに入団。2018年途中にトレードでオリックスへ移籍したが、2019年限りで戦力外となると2020年から古巣に復帰していた。通算347試合に出場して打率.172、4本塁打38打点だった。プロ11年目の今季は1軍出場がなかった。

 高城が球団を通じて発表したコメントは以下の通り。

「今シーズン限りで現役引退する事をご報告させていだきます。2012年にプロ入りしてからベイスターズで9年半、オリックスで1年半プレーさせていただきました。選手として何一つやり遂げることはできず、志半ばではありますが、素晴らしい指導者の方々に恵まれ、多くの仲間、そして最高のファンの皆さまからのご声援のお陰で、こんな自分が11年間プレーする事が出来たと思っています。

 2019年にオリックスを戦力外になった時に、ベイスターズから声をかけていただきました。プロ入りしたチームに戻り、たくさんのベイスターズファンの前で最後のシーズンをプレーできたことは、これからの人生でも決して忘れる事はないくらい幸せな時間でした。そして、大好きなベイスターズでユニホームを脱ぐことができて、誇りに思います。

 こんな自分ですが、プロ野球選手として現役生活を続けてきた中で一つだけこだわりがあります。それは“チームワーク”です。自分が良いプレーをして結果を出すことは、プロとしてもちろん大事なことです。しかし、自分は一人でチームを救えるような選手ではありませんでした。だから、常に『チームのためにどうしたらいいのか』と考えてプレーしてきました。自分自身もスタッフ、トレーナーの方々、丈夫な体に育ててくれた両親、そしてどんな時も寄り添ってくれた家族、皆さんの“チームワーク”に助けられてきました。

 今まで支えて下さったすべての方々、そしていつも応援して頂いたファンの皆さまに感謝しています。これからの第二の人生もこれまでと同じように“チームワーク”を大事に、たくさん恩返しができるよう全力で頑張っていきます!!11年間本当にありがとうございました!」

(Full-Count編集部)

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