難病の右腕が現状維持、球団に謝罪の捕手も…村上宗隆は3年後メジャー確約、9日の更改

ヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】
ヤクルト・村上宗隆【写真:小池義弘】

DeNAの三嶋一輝投手は3年契約の最中に「胸椎黄色靭帯骨化症」に

 9日のプロ野球界では、主力選手の契約更改が相次いだ。DeNAでは三嶋一輝投手が現状維持となる年俸1億2000万円でサインした。昨オフに年俸変動制の3年契約を結んだものの、8月29日に国指定の難病「胸椎黄色靭帯骨化症」の手術を受けていた。

 背骨付近の靭帯が硬くなり神経を圧迫する病気で「歩くのもつらかった」と言うが徐々に回復中。「僕自身より悲しんでくれる人、心配してくれる人、何十年ぶりかで連絡をくれた人もいて、すごく愛されていると感じました」と感謝する。

 また伊藤光捕手も現状維持の年俸1億1000万円でサインした。来季が4年契約の最終年となる。交渉の冒頭で、球団幹部に対し「3年前に期待していただいて、これだけの契約をしていただいて、まさか毎年怪我で離脱することになるとは想像もしていませんでした。本当に申し訳ありません」と謝罪したという。

 さらに、ヤクルトでは球史に残る契約が結ばれた。史上最年少の22歳で3冠王に輝いた村上宗隆内野手が、3億8000万円増の年俸6億円と出来高払いで更改。3年契約を結び、2025年のシーズン終了後に、ポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ挑戦を認められた。

 今季は56本塁打、打率.318、134打点を残し、プロ野球史上8人目の3冠王に。長打力は米球界でも話題となっており、順調に進めば3年後の超大型契約は必至の状況だ。(金額はすべて推定)

(Full-Count編集部)

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