鷹・松本裕樹は1200万円増で更改 後半戦は方程式で活躍も「思っていたより…」

契約更改を行ったソフトバンク・松本裕樹【写真:藤浦一都】
契約更改を行ったソフトバンク・松本裕樹【写真:藤浦一都】

44試合に投げて15ホールドも「最大限話し合って、というところ」

 ソフトバンクの松本裕樹投手が12日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の2800万円から1200万円増の年俸4000万円(金額は推定)で契約を更改した。交渉の会見では「思っていた金額よりはいかなかった。最大限話し合ってというところでサインしました」と明かした。

 2014年のドラフト1位で盛岡大付高からソフトバンクに入団した松本。8年目の今季はキャンプ中から先発ローテ候補としてアピールしながら、開幕直前に治療中の鍼が折れて体内に残るアクシデントがあって離脱。4月20日に1軍に昇格したものの、中継ぎとしてだった。

 そこからリリーフとして登板を続けると、6月から7月にかけて10試合連続無失点投球を記録するなど安定した投球を見せ、夏場には勝利の方程式に組み込まれた。終盤はセットアッパーとして欠かせぬ存在となり、今季は自己最多となる44試合に登板して5勝1敗15ホールド、防御率2.66の好成績を残した。

 特に後半戦に勝ちパターンとして活躍した今季を振り返り「プレッシャーだったりはこれまでのポジションとは違ったんですけど、7回を任されるという準備のしやすさはいいなと思いました。日々準備してチームの勝ち負けに携われるのは野球やっているなという実感は湧いてきます」と充実感を漂わせた松本。来季に向けても「監督から中継ぎと言われているので先発調整することはない。投げるからにはいいポジションで投げられるようにやっていきたい」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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