95億円を蹴って“トレード直訴”も…交渉は暗礁に　莫大すぎる要求が「極めて高額」

パイレーツはレイノルズ放出の場合、ソトと同等のタイプの見返りを要求

　ナ・リーグ中地区で低迷するパイレーツは、トレードを要求しているとされる主力のブライアン・レイノルズ外野手の放出に前向きだという。一方で、パイレーツが莫大な“見返り”を要求していることで、他球団との交渉が暗礁に乗り上げるという見方もある。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が伝えている。

　レイノルズは、今季145試合に出場して打率.262、27本塁打の好成績を残した。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、この活躍に対して球団史上最高額となる総額7000万ドル（約95億9000万円）を超える契約提示を受けたとされる。しかし、チームが今季62勝100敗でナ・リーグ中地区最下位に低迷していることもあってか、契約延長を蹴ってトレード放出を要求しているのだという。

　ローゼンタール記者は、球団がトレードを容認している一方で成立には懸念を示している。レイノルズに興味を抱くいくつかの球団によると、パイレーツはメジャーを代表するスター選手のフアン・ソトがナショナルズからパドレスに移籍した際と「同等のタイプ」の見返りを欲しがっているという。「つまり極めて高額ということだ」と指摘している。

　同記者は、別の関係者の「ものすごい高額」「彼のトレードは起こりそうもない」との声も紹介。まさかのトレード要求から始まったドタバタ劇に、決着のつく日は来るのだろうか。

（Full-Count編集部）