菊池雄星に正念場 熾烈な先発ローテ争い「まだ補強あるかも」…狭まる生き残りへの道

Bジェイズと契約合意したクリス・バシット【写真:Getty Images】
Bジェイズと契約合意したクリス・バシット【写真:Getty Images】

今季15勝バシットを3年86.7億円で獲得

 菊池雄星投手が所属するブルージェイズはメッツからFAとなっていたクリス・バシット投手と3年6300万ドル(約86億7000万円)の大型契約で合意した。MLB公式サイトなど米複数メディアが伝えた。

 33歳のバシットは今季30試合登板して自己最多の15勝(9敗)、防御率3.42をマーク。181回2/3を投げて167奪三振、49四球と安定した投球を見せた。MLB公式は「頼れるベテランとして先発ローテーションをさらに強固なものにしてくれる」と伝えた。

 ブルージェイズは先発投手の補強が最優先としていたが、アレク・マノア、ケビン・ガウスマン、ホセ・ベリオスと「ローテ4番手までがそろった」と伝えた。続けて「全員かなりのイニングも期待できる。4人とも怪我なく過ごせば、それぞれ170イニング以上は期待できそうだ」と期待を込めた。

 ただ、まだ先発補強は終わらないようで、「まだローテーションの補強があるかもしれない。昨季はロス・ストリップリングが穴を埋めてくれたが今年もそういった運に恵まれるとは限らない」と伝えた。

 菊池は昨オフに3年3600万ドル(約49億6000万円)で加入した際に先発4番手と予想されていた。MLB公式は「ユウセイ・キクチまたはミッチ・ホワイトのようなローテの4、5番手またはリリーフ・先発両方をこなす投手を加えることができれば貴重な存在になる」と報じた。来季はスプリングトレーニングから横一線の競争となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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