WBC韓国代表は「楽な相手ではない」 代表監督に仕える日本人コーチが鳴らす“警鐘”

KTウィズと韓国代表の指揮を執るイ・ガンチョル監督

 1軍のイ・ガンチョル監督とも密に連絡を取り合っている。チームは昨年、リーグ参入7年目で初優勝を果たしたが、今季は4位に沈んだ。目に見えない細かなミスが目立ち、バッテリーを含めた守りの野球を体現できなかったのが原因だった。指揮官から「うちの野球はどう思う? 俺がやってダメなところがあれば言ってくれ」と、相談を受けたこともあった。

「監督は自分の価値観だけで野球をやらない人。しっかり話を聞いてくれますし、選手とのコミュニケーションも上手い。KTではバッテリーを含めた守り。打撃ではエンドラン、バントなど動いて細かい野球をやっていく。ただ、自チームと代表を兼任するので、そこは大変だなと感じます」

 過去のWBCでは韓国と日本は死闘を演じてきた。今回はいきなり、1次ラウンドで激突することになるが「普通にやれば日本の有利は変わらない。ただ、一発勝負は何が起こるか分からない。各チームの主力が代表に入ればいい勝負をする。楽な相手ではないと思います」。

 大谷翔平、ダルビッシュ有、鈴木誠也のメジャー組も参戦する侍ジャパン。第5回WBCではどのような戦いを見せるのか、宿敵・韓国との勝負からも目が離せない。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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