“日本選手王国”のメッツ…千賀滉大で最多14人目 日本一指揮官ら来季NPB監督は大量5人

メッツでブレーした新庄剛志、吉井理人、松井稼頭央(左から)【写真:Getty Images】
メッツでブレーした新庄剛志、吉井理人、松井稼頭央(左から)【写真:Getty Images】

メッツOBの吉井、新庄、松井、石井、高津氏の5人が来季指揮を執る

 メッツは17日(日本時間18日)、ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使した千賀滉大投手と5年契約を結んだと発表した。日本選手のメッツ在籍選手は14人目で、メジャー球団別にみると最多となる。来季NPBで指揮を執るメジャー出身5監督は、全員がメッツのユニホームに袖を通している。

 ロッテを率いる吉井理人監督は1997年オフにヤクルトからFA宣言し、メッツ入りした。1年目に6勝をマークすると、2年目の1999年に31登板で12勝8敗、防御率4.40をマーク。ポストシーズンでも先発を務めるなど活躍した。

 日本ハムで2年目を迎える新庄剛志監督は阪神からFAで2001年にメッツへ。123試合に出場して打率.268、10本塁打と活躍した。2002年は交換トレードでジャイアンツに移籍も、2003年に復帰。しかし、同年7月にDFAとなり、以降は傘下マイナーでプレーした。

 西武の監督に就任した松井稼頭央は2003年オフに西武から海外FA権を行使。メッツと3年契約を結んだ。1年目の2004年は、開幕戦で第1打席の初球を本塁打する鮮烈デビューを飾るなど、114試合で打率.272、7本塁打。2006年途中にロッキーズへ移籍し、メッツでの通算成績は239試合で219安打、11本塁打、打率.256だった。

 楽天の石井一久監督はメジャー4年目の2005年にドジャースから交換トレードでメッツに加入も、19登板で3勝9敗、防御率5.14。翌年に古巣ヤクルトに復帰した。2021年に日本一に導き、今季リーグ連覇を成し遂げたヤクルトの高津臣吾監督は2005年途中にホワイトソックスを放出され、同年8月中旬にメッツへ。9試合で1勝0敗、防御率2.35の成績を残した。

 メッツ出身選手は他にも野茂英雄や松坂大輔、青木宣親ら大物が顔を揃える。多くの日本選手が歴史を刻んできたメッツで、千賀はどんな投球を見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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