超大物もなぜか苦戦… メジャー最多14人在籍もインパクト薄い“メッツの日本選手”

メッツ時代の松坂大輔(左)と野茂英雄【写真:Getty Images】
メッツ時代の松坂大輔(左)と野茂英雄【写真:Getty Images】

野茂英雄は1998年途中に移籍…4勝に終わった

 メッツは17日(日本時間18日)、ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使した千賀滉大投手と5年契約を結んだと発表した。日本選手のメッツ在籍は14人目でメジャー球団最多。野茂英雄ら名だたる選手たちがユニホームに袖を通してきたが、なぜか大きな成果は残せていない。

 日本投手としてメジャー最多の123勝を誇る野茂は渡米4年目の1998年途中にドジャースからメッツへ移籍。17登板で4勝5敗、防御率4.82に終わった。この年はトータルで6勝12敗。渡米1年目から続けていた2桁勝利も途絶えた。

 松坂大輔は渡米7年目の2013年途中にメッツへ。この年は7登板で3勝3敗、翌2014年は主に救援を任され、34登板(9先発)で3勝3敗1セーブ、防御率3.89だった。米球界最後の年となり、翌年NPBに復帰した。

 今季ロッテの監督に就任した吉井理人はヤクルトから1998年にメッツ入り。2年目の1999年に12勝をマークした。2009年オフに海外FA権を行使した高橋尚也はメッツとマイナー契約を結び、2010年開幕直前にメジャー昇格。53登板(12先発)で10勝6敗8セーブ、防御率3.61をマークしている。

 現ヤクルト監督の高津臣吾は渡米2年目の2005年途中にメッツに渡り9登板。楽天・石井一久監督はメジャー4年目の2005年に交換トレードで加入も19登板で3勝9敗に終わった。西武・松井稼頭央監督は鳴り物入りで2004年に入団し、2006年途中にロッキーズへ移籍。メッツでは239試合で219安打、11本塁打、打率.256だった。日本ハムを率いる新庄剛志監督はメジャー1年目の2001年に123試合に出場も、復帰した2003年は7月に事実上の戦力外となった。

 このように多くの日本選手がメッツでプレーしてきたが、なかなか大きなインパクトを残せていない。5年総額7500万ドル(約102億円)で契約したと報じられている千賀。メッツでどんな投球を見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY