巨人・坂本勇人に“弟子入り”する西武の20歳ホープ 仲介役は高校の大先輩

契約更改交渉を行った西武・長谷川信哉【写真:宮脇広久】
契約更改交渉を行った西武・長谷川信哉【写真:宮脇広久】

三塁、遊撃、左翼、中堅、右翼守ったユーティリティ・プレーヤー

 西武の20歳ホープが巨人・坂本勇人内野手に弟子入りする。今季37試合に出場し、飛躍への足掛かりを作った長谷川信哉内野手が坂本の自主トレに参加することを明かした。

 長谷川は2020年の育成ドラフト2位で敦賀気比高(福井)から入団。2年目の今季、7月2日に支配下登録を勝ち取った。1軍で三塁、遊撃、左翼、中堅、右翼を守りユーティリティ・プレーヤーぶりを発揮。俊足を生かして代走でも起用された。右投右打で今季は37試合出場、打率.185、0本塁打3打点2盗塁だった。11月28日に行われた契約更改交渉では、200万円増の年俸670万円(金額は推定)でサインした。

「自分の一番の課題である打撃を教えてほしくて、高校の先輩である(巨人時代同僚だった)内海(哲也)さん(現ファーム投手コーチ)に紹介していただきました」と説明し、「現役の右打者ではトップを争う方だと思うので、そのような選手と一緒に自主トレができるのは、すごくいいことだと思います」と少し緊張した表情を浮かべた。

 契約更改交渉では「試合途中からの守備、代走を評価していただきましたが、自分としては1軍で打撃が思うようにいかなかった」と反省。どこでも守れる能力を持っているが、「自分の武器である足と肩を一番表現できるのは、外野だと思っています。(来季は)1軍で1番・センターで出たい」と目標を掲げ、「課題は逆方向へも打てるようになること」と語った。坂本の広角打法を身につけ、レギュラー獲りを目論む。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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