レッズ史上唯一の“完全試合投手”が62歳で死去 通算123勝左腕のブラウニング氏

レッズ時代のトム・ブラウニングさん【写真:Getty Images】
レッズ時代のトム・ブラウニングさん【写真:Getty Images】

お茶目な人柄…試合中の球場抜け出し試合観戦も

 MLB公式サイトは19日(日本時間20日)、レッズの球団史上唯一となる完全試合を達成したトム・ブラウニング氏が死去したと伝えた。ケンタッキー州の自宅で意識がない状態で発見され、その場で死亡が確認されたという。享年62歳。

 ブラウニング氏はメジャー通算12年のキャリアを誇り、デビューした1984年から94年までレッズに在籍。300試合で123勝88敗、防御率3.92を記録している。1985年には38試合に先発して261回1/3を投げ、20勝9敗、防御率3.55をマーク。ナ・リーグの新人王投票で2位となった。1988年9月16日のドジャース戦では完全試合を達成している。1990年には世界一チームの一員ともなった。

 お茶目な人柄で知られ、1993年にはカブスの本拠地リグレーフィールドで試合中に球場を離れ、近隣家屋の屋上から試合観戦していたのを見つかったこともある。

 レッズでのチームメートで、野球殿堂入りしているバリー・ラーキン氏はツイッターに「友人であり、ミスター・パフェクトのトム・ブラウニングよ、安らかに眠ってくれ。同じ4月28日生まれで、お互いに素晴らしい思い出を共有してきた。寂しくなるよ」と投稿し、冥福を祈っている。

(Full-Count編集部)

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