エンゼルス悩ませる323億円“不良債権” 代役補強で危うい立場…「奮起を促す必要」

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】
エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:ロイター】

7年323億円契約のレンドンは、エンゼルス加入後の3年間で157試合の出場

 来季9年ぶりとなるプレーオフ進出を目指し、エンゼルスは今オフ補強を続けている。一方で、現有戦力の底上げも必須となる。今季は故障の影響もあって47試合で打率.229、5本塁打にとどまったアンソニー・レンドン内野手はその筆頭格。MLB公式サイトでは「奮起を促す必要がある」選手のひとりとして挙げている。

 今オフはタイラー・アンダーソン投手、ハンター・レンフロー外野手、ジオ・ウルシェラ内野手、カルロス・エステベス投手、ブランドン・ドルーリー内野手らを獲得した。特にウルシェラの補強は、故障での欠場が多くなっているレンドンのバックアップの役割も兼ねていると言われている。レンドンはエンゼルス加入後の3年間で157試合の出場にとどまっており、その穴をマイナーからの昇格などで埋めてきた過去がある。

 レンドンは2020年から7年2億4500万ドル(約323億2100万円)の契約を結んでいる。徐々に年俸が上がっていき、最後の4年間は一定になるシステムだ。そのため、来季から最大となる年俸38億ドル(約50億1300万円)に達する。大谷翔平投手との契約最終年であり、主砲のマイク・トラウト外野手も31歳とピークを迎えていることから、エンゼルスにとっても大事な1年。記事では「獲得した際に期待した姿を見せてもらう必要がある」と指摘している。2019年に打率.319、34本塁打、126打点でナショナルズの世界一に貢献した姿を再現できるだろうか。

(Full-Count編集部)

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