鈴木誠也のWBC参戦が侍Jにもたらす“価値” 守備コーチが「リスペクト」する理由

侍ジャパン・清水雅治外野守備走塁コーチ【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・清水雅治外野守備走塁コーチ【写真:荒川祐史】

打線に幅… 吉村コーチ「シミュレーションするのが楽しい」

 侍ジャパンは来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、14年ぶりの頂点を目指す。栗山英樹監督を支える吉村禎章打撃コーチと清水雅治外野守備走塁コーチが取材に応じ、走攻守で中心となる鈴木誠也外野手への期待や世界一への思いを語った。

“メジャー組”から大谷翔平投手、ダルビッシュ有投手に続き、鈴木誠也外野手もWBC参戦を表明した。吉村コーチは「うれしいニュースです。どういう打線になるのかなと。最終的には監督が決断を下されるんですけど、大谷君も含めて自分の中では選択肢が増えて、シミュレーションするのが楽しいですね。理想は何通りもある」と声を弾ませた。

 清水コーチにとっても待望の知らせだった。実は早い段階で栗山監督から「メジャーリーガーで誰を呼びたい?」と聞かれた時に、真っ先に出したのが鈴木の名前だった。「どうしても侍ジャパンに入れたかったというのが本音だった。間違いなく、入ってくれたことが心強い存在です」と信頼は厚い。

 広島時代は首位打者と最高出塁率のタイトルを2度獲得しただけでなく、2016年から6年連続ベストナイン、外野手でゴールデングラブ賞5回と、まさに走攻守揃ったオールラウンドプレーヤー。「全ての面で期待しています」という中でも、敬服するのが“気持ち”だ。

鈴木は昨夏の五輪では不振も、4番として勝利のために奮闘

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